ムロイ

教室で笑う制服の女の子二人

何枚描いただろう。この土日はほんとうに朝から朝まで描いてられて幸せだった。

語解を恐れるあまり、ついつい言葉が多くなる。 そしてしゃべりすぎていやあな気持ちになる。

時間芸術である音楽はもっとダイレクトに感情を表現できるけど、 絵はそれに比べるとやや内省的で、回りくどい。もどかしい。

ただ丸を描く人間に、「それは何を描いてるの?」と訊いたところで 「丸を描いている」としか答えようがない。

「ええ、自分の内面を表現しています」 とか自分で言ってたら馬鹿みたいだと思う。 自分にもよくわからないことを説明させるから 意味のありそうなことを言うしかなくてそうなる。

では、と上手に説明してみれば、 今度は馬鹿じゃなくてうさんくさい詐欺師めいてくる。

多分僕たちは、僕たちのやっていることが 伝わると思っているわけでないし、 むしろ伝わっている方が不安になる。

みたいなポエムを考えている深夜、 頭の中には常にアルバン・ベルクのピアノソナタが流れている。

伝統的なそれまでのクラシック音楽が限界に達して生まれてきた、 初めて聴くと不安にしかならないこの20世紀初頭の曲は、 何度も何度も繰り返し聴いていると、 不思議となんだか自分自身そのもののような気がしてきて、 つとにロマンティックだ。

https://www.youtube.com/watch?v=aqE5By_69OY&list=RDaqE5By_69OY

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フェティッシュと言えるのかどうかもよくわからないけど、 「みんなが同じ水色のピアニカを持参しているが  一人だけ姉のお下がりの茶色のを持ってきてた」 とかもなんとなく好きだ。

なんで好きなのかはわからない。 一人だけ違うことしてるやつが好きだったのかもしれない。