オータニ

本編「春 Primavera」に登場する演劇部員。

女子学生二人が座っている。

屈託ばかりの人物ばかりだった僕の世界でほぼ唯一屈託がないオータニ。

僕が勝手に屈託がないと思ってただけかもしれないけれど。

僕は「そのせつは」の最後の写真以外、 いっつもすみっこで半分見切れている。 それでもよかった。僕の物語で僕が主人公である必要はない。


灰*さん

追い詰められてくると明るい話にしたくなるんですよね。 暗い話は元気じゃないと描けない。

*井さん

漫画どうでした? 面白いことやってますねえ。

色んなところに出る性格の違いを観察(観察っていうと言葉が悪いけど)するのは好きだった。

男らしいとは、女らしいとは、 には結構な関心があった。

というのもうちは古い家だったこともあり、 「男はそんなんではあかん!」というのが 祖母などは特に強烈だったからね。

今にして覚えば、「絶対そうであるべき」に 子供じみた反発を覚えていただけで、 男は男でしかなく、女は女でしかない。 ろくでもない男、ろくでもない女は ただそいつがろくでもないという話で男女の問題ではない。

僕は思春期には「男としてしっかりしろ!」に反発していたが、 今はそりゃそうだなとも思う。 しっかりしてなさすぎたもの。 今はどうかと言われれば、 当然しっかりしてるとは思えないけど。

ただ、しっかりしなきゃなあと思うことは重要だ。 「なぜしっかりしなきゃいけないのか?」 これはそのまま一人で勝手に考えを推し進めていくと ろくでもない考えにしかたどり着かない。

いい絵だ。