オータニ
本編「春 Primavera」に登場する演劇部員。
制服の中でもブラウスを特に描きたい。
これは説明すると余計誤解を生む気もするけど、 女子のブラウスのしわの寄り方が一番描いていて楽しく、難しく 絵的に魅力がある。
ブレザーやスーツの上着は、大きなしわが寄って 大きな形を立体的に描きたい時には魅力的だけれど、 僕はもう少し柔らかい素材で、細かくしわが入る状態の方が 描いていて楽しい。
僕はもちろんブラウスを所有したこともなければ、 手にとってまじまじと観察したこともなく、 着たこともない。 へたすると左前か右前かすら間違える。
つまり無知だ。 スカートもそうだが正直どうなっているのか今もわからない。 そして調べようともあまり思わない。 機能には興味がないのだと思う。僕がスカートを履くことはないからな。
無知なものを遥か昔の記憶と想像で描くのがいい。 描いているうちに気づくといいなと思って描いている。
絵的に映える絵を優先するなら、男性の体の方が見栄えがする。 凹凸が大きく、影ができやすいので描くところがたくさんあるからだ。
これは男女両方のヌードデッサンをやるとわかる。 男性を描いた方がうまく描けた気がして満足度が高い。 石膏デッサンのモデルになる彫刻も、男性の彫像が多い。
柔らかいものを描くのは難しい。 何を描いても僕には難しいわけなんですけども。




