オータニ

本編「春 Primavera」に登場する演劇部員。

二人の学生が会話している。

男の子時代を聞かれる会話シーン。

人間観察について考える漫画。

女子が男子にからかう様子。

そうやって気づくたびに、ほんの少しづつ段階を踏んで人を好きになっていく。

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笑顔で手を差し伸べる少女。

もちろんこれは僕に差し伸べている手ではない。僕は差し伸べられた手を握り返すことが上手くできない、素直ではない人間だったから。

オータニが優しい人間だったかどうか、僕にはよくわからない。友達と呼べるほど二人で話し合ったこともないと思う。

でもいつも幼馴染みのマキタには手を差し伸べていた。それは間違いない。

僕はそれをキャンバス越しに視界の端で見ていた。そして羨ましいと思っていた。

制服を着た二人の少女

演劇部の部室は大道具やら小道具やらで広い美術室に比べるとほこりっぽい物置のような教室だった。

自分の部屋が汚いのはいやだけど、部室やサークル棟って汚ければ汚いほど落ち着きませんか。

共用部分はきれいに!が常識かもしれませんが、僕はなんか、部室が汚いと愛着がわく方でした。

風に吹かれる少女のイラスト

描けないときはほんとう何描いてもだめなんですが、だめだということも描かないとわからんもので、まあなんというか、誰も来ない穴ぐらにこもって何も見ず何も聞かずにただ自分と自分の絵のことだけ考えたい日々が続きます。

眠る少女と見守る友人。

美術準備室のソファは相当よく僕の絵に登場します。それくらい重要な場所だったということでしょう。

このほとんど誰も訪れない校舎の端っこの、美術室の更に奥の準備室のソファで、じゃあ特に何か色っぽい出来事があったかと言えば僕にはありませんでした。

ただいろんな人がサボったりダベりに来るので自然にいろんな話をしました。