シリーズ:青春ダイアローグ

モノローグでなく、ダイアローグを。

僕たちはもうとっくに学生ではない。 君の人生に、僕は関与できない。

僕たちが共に過ごした思い出を拒否し、 今の「楽しい」だけを語る君は、 一見前向きで、聞いている僕も楽しくなる。

でも醜い。 僕は君を醜いと思う。

これゲームとかじゃなくって、 誰とつきあっても大体こんな喧嘩と仲直りをする

と僕は経験上知っています。

これをめんどくさいなあと思って 適当に流すことだけうまくなると 後悔する。

必ず後悔する。

僕がそうだったから。

僕は匿名の世界では絶対にコンプレックスや承認欲求は解消できない、と 強く考えている。

「みんな」と「僕」との関係の中では、 自分のコンプレックスを見ないふりして、 永久に先延ばしにすることしか出来ない。

僕のどんな傷もどんなネガティブも 強く自分を認める人、一人に出会うだけで 一瞬で解消した。

そんな単純に行くかよ、と悩む君たちは嗤うだろう。 結果論だ、と。

でも物事を単純に、素直に受け取ることが出来る能力も、 人から与えられなければ育てることは出来ない。

そしてそれは、やはり思春期にしか出来ないことなのだ。 現実として。

僕が高校生活の中で最も恥ずかしかったのが、 マキタが欲しがっていた大きなぬいぐるみを 黙って買ってきた上、本人には言えずオータニに 代わりに渡してもらった、という出来事だ。

どうだろう、17歳としても かなり幼い行動かもしれない。

今でこそ何がだめだったか理解しているが、 当時はそんなちょっと考えればわかる理性さえ、 はたらかなかった。

でもきっとこうやって自分で傷つかなければ、 僕は今でも相手の都合を考えずに 自分のしたいことをし、 見返りがなければ落ち込む、という バカのままだったろう。

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