シリーズ:思い出の地

もうかつての日常は永遠に失われ、返ってはこない。 しかし僕の喫茶店に寄ればあいも変わらず心の底からろくでもない客ばかりだ。

僕も混ざろう。そして、 ろくでもない日常を生きてゆく。

狭い田舎町なのでどってこともない話なんですが、 「本人が知らないうちにその親と仲良くなる」というのが好きでねえ。なんでだろうね。

女子には蛇蝎の如く嫌われるが、 おっちゃんおばちゃんには好かれるのだ、昔から。

笑顔の女子生徒が高田に話しかけ、男子生徒のハセガワが不満げな表情をしている漫画 「自己肯定感がない自分」を後から必死で肯定したところで、0が1にはなることはなく、0はずっと0のまま。

数カ月ぶりの喫茶店で、じじいばばあの狂ったような笑い声と、冷たく乾いたパチパチというキーボードの音を聴いているうちに、

今まで感じたことのなかった強烈な孤独を感じた。

雨の中の女性と、思い出を振り返る男性の漫画 寂しいという気持ちはこんなにも強い動機に変化する。