ストビュー散歩

大学はあらゆる方向に価値観が広がってゆく数年だった。

とりわけ、野菜も魚も嫌いで極端な偏食だった僕が、 嘘のように嫌いな食べ物がなくなったことが思い出深い。

そして自分の価値観(好き嫌い)を頑なに守ることが 「自分がある」ということではなく、

なんでもいいからとりあえず食べてみることが<楽しい>への近道なのだと、 身を持って知った。

食べ物で気づいたことを人間関係へと敷衍するまでに、 そう時間はかからなかったと思う。

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こんなどうでもいいことを描いていると 何故か心が休まるのです。

思い出の建物はほとんどが消失している。 「あーなくなったんだ」と浸りたいだけ。

海は1mmも変わっていない。 変わらなすぎて懐かしくも何ともない。 あの憂鬱だけを思い出す。

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