青春ノンフィクション1「雨宿ル鮭ノ切リ身」2015 .05.09雨の日、相合い傘で雨宿りする女性と男性。女性が「ねえ先輩」「何か私に言うことないの?」と期待をにじませて話しかける。男性は「あ、鮭。」「鮭ある。だから。」と言いながら鮭の切り身のパックを差し出す。女性は「ね、先輩は肝心なところがいつもダメだね」と呆れながらも笑みを浮かべている。高校近くの神社の軒先で、ヨシダと雨宿りした強い記憶がある。大抵そんな時の会話は、普段互いの我慢している小さな不満がそこここに漏れ出てくる。