体育祭で走るマキタと、便所前で鉄球を投げるハセガワ

僕は足が遅かった。足が哀しいほど短く、よくペンギンみたいだとからかわれた。

マキタは足が速かった。文化部の癖に小動物のようにすばしっこかった。

マキタは僕の、ヒロインじゃなく、ヒーローだったんだ。