進路希望調査を拒否するマキタと、それを見つめるハセガワ

僕はいつも反抗的だったが、それは反抗のための反抗、 反抗的なポーズに酔いしれているだけの、暗く俯いた子供で。

だから結局、大きなシステムを自分から見限ることなく、 安心が約束された場所から、辺りの顔色を伺いながらあれもこれもダメだ、と 駄々をこねていたに過ぎない。

僕にとってマキタは、そうした稚拙なアイデンティティでさえ確立できずにいる、 僕自身のアンチテーゼのような存在でもあった。

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