「誰も幸せになどなる余裕がない。」2016 .11.24室内で横になるハセガワが、座って煙草をくゆらすオズ先輩に彼女の恋人の近況を尋ねる。オズ先輩はハセガワの頭を撫でながら淡々と答えるが、ハセガワは自らの問いかけに伴う罪悪感に昂揚を覚えている。互いに冷めた空気感の中で「全員最低だ」と呟くオズ先輩の言葉が、二人の停滞した関係性を象徴している。先輩はいつも哀れなものを見る目つきで僕を見る。僕はそれに耐えられず、皮肉を、愚痴を、嫌味を、とめどなく吐き、 それでもこうして欲しい、こうなりたいと言うのが怖く、ただ甘える。