新シリーズ「僕。」①2017 .05.10上段では、短髪の女性が悲しげな表情で別れを告げている。下段は1997年10月24日の回想場面。ひょうたんのような姿の加藤が、本や書類が散乱する部屋の布団で仰向けに横たわっている。目を覚ますと体が動かなくなっていたというナレーションが添えられ、過去の人間関係と現在の絶望的な状況が描かれている。1997年、僕は大学三年生。 何の希望もなく、ただ澱んでいた。そんな希望のない毎日を、 希望なく描きたいと思った。