抱えているものが何であれ、抱えているにおいは何となく伝わる。 そうやってあらかじめにおわせておかないと怖くて話せない人と、伝わってると思うと怖くて話せない人といる。色々いる。

僕にとっては僕に伝わるそのにおいが恋愛のきっかけだった。 だからそのにおいを第三者が暴いてしまう時代とは相性が悪い。


マキタがなぜそんなことを言うのか。 この少し前までこの時の僕と同じ立場だったからだ。 恋愛には種がある。種明かしは自分の手で行う方が救われる。