一時期電車でもどこでも見られた、 「スマホでゲームかなにかに熱中する中高年」も だいぶ減った気がする。

僕はもともと外ではほとんどスマホを出さない。 そのかわりに人を見ている。

が、それもなくなり、ただ前を見ているようになった。 何を考えているか。 何も考えていない。

ふと横を見ると、みな寝るでもなく考え事をするでもなく、 ただ前方の何もない空間をじっと見ている。

本当に僕たちは自分の散髪の順番を待っているんだろうか。 床やの椅子に座った途端、そのまま地獄にでも送られるんじゃないか。

そんなことを思った。

でも髪は伸びる。 「いや、お前散髪するほど髪の毛なくない?」 子どもの頃も床屋で順番をしている時、疑問だった。 でも散髪にはいく。

現実に生きていたいのだ。