僕がなぜ飽きもせずに時間を浪費して 絵なんぞを描いてるかと言えば、 「言葉で言おうとすると変になるから」 に尽きます。
なんかこう、まとまらないです。どれ一つとっても。 で、結局何が言いたいの?と毎回言われます。 僕にもわかりません、と答えます。 相手は怒ります。
◯◯とはなにか。
という疑問だけが無数に湧いてきて、 それに対する回答が一つも見つかりません。 見つからないというよりも、 そう決めてしまうことに恐怖がある。
決めてしまうことは簡単だ。 他の可能性を否定し、自分の中の疑問を隅っこに追いやればよい。 社会では往々にしてその決断の連続です。
とても間に合いません。
「お前はうまいこと言って女を食いたいだけだろう」 と言われたとします。 反論しようにも、既にそう思っている相手に一体何を言えばいいのか。 何のために反論したいのか。 結局自分の中に深く沈んでいきます。
仕事だと割り切れます。 自分語りの中では割り切れません。 病むことさえできない。
傷ついている顔をできずに 僕に自分を描かせることでしか自分を保てなかった君たち、 君たちは今、一体どこへ行ってしまったのでしょうか。
それとも今は、 そんな後ろめたい人たちのいない、とても幸せな世界なのでしょうか。


