「僕らの季節。」2025 .06.093ページエッセイマンガ。物語は、1991年から2025年にかけての男性の人生を描いている。若いころ、彼は「どこにでもいる優秀さ」に安心感を見出し、周囲に流されがちな日々を送っていた。振り返ると、その行動は若さゆえのもので、実際は小さな優越感に浸っていただけだったと気付く。年齢を重ねるうちに、彼は物事に対して感動を感じなくなり、日常の小さなことにのみ価値を見出すようになる。つまり、他者にとってどうでもいいことこそが個人にとっての「楽しい」ことであると悟る。何かに失敗したりうまくいかなかった時、冷静になって客観的に自分を見ようとする姿勢は自分を守るため、というただし書き付きで正しい行動だと思う。が、世界全体が常に対象から一歩引いて観察しているような空気の中では、僕は面白がれない。それは学級会であり、断罪の実況中継でしかなく、だから元々同調圧力で空気を醸成するエンタメという分野が好きでない。エンタメでないものからエンタメを見つけるのが僕にとってのエンターテイメントであり、喜びでもある。それは独善であればあるほどなお僕の中で輝く。