「とおいとおいとおい日没。」2019 .10.30ハセガワは学生服を着て、たらこ唇を突き出しながら真剣な表情で絵筆を高く掲げ、壁に絵を描いている。その背後には、マキタがハセガワの作業をじっと見上げている。マキタは頬を赤らめ、どこか少年のような面持ちで彼を見つめている。彼女の心の中では「これ、わたしだ」という言葉が語られている。夕焼けのような温かい光が二人を包み込み、青春の一コマを切り取っているようだ。ずうっと斜めからしか人と向き合えなかったから、 数少ない、「正直になってしまった瞬間」が貴重なのだ。 僕にとって。