「思い出。」2020 .06.11マキタが美術室のドアを開けている。彼女はドアを開けると必ず3秒停止する癖がある。かつて「なぜ止まるのか」と尋ねたところ、マキタは少しムキになって「止まっていない」と答えた。その様子を見て、「いいな」と感じた。 本当に心に残っている思い出って、 こんな風にほとんどの人間とは共有できない、 極私的なものだと思う。だからこそ描きたいと思う。 それ以外に描く価値はないとさえ思う。