美術部の一階下にある演劇部の部室は、 元々柔道部が使っていた畳敷きの部屋だった。

文化部とは言え、体育会寄りの演劇部は、 上の階の僕たちにまで聞こえる大声で、 跳んだり跳ねたりしていた。

夏休みには、マキタが一人で練習していることもあった。 僕は一人、美術室で絵を描いていて、 声が聞こえなくなるとジュースを買って差し入れに行った。

胸が高鳴った。