「僕は僕の顔を知らない。」2020 .09.09 ヨシダ 高校編 #1ページ #シリーズ:しあわせの時間。メガネをかけた女の子が、男の子に「明日から一緒に帰りましょ」と提案している。男の子が驚きつつ了承すると、女の子は笑顔になった。男の子は不思議そうに「何か俺、変やったか?」と尋ねるが、彼女は「ううん、人のこんな嬉しそうな顔、私はじめて見た」と心で思う。二人の間に微笑ましい感情が芽生えた瞬間だ。ほっこり 思春期メガネをかけた女の子が、男の子に「明日から一緒に帰りましょ」と提案している。男の子が驚きつつ了承すると、女の子は笑顔になった。男の子は不思議そうに「何か俺、変やったか?」と尋ねるが、彼女は「ううん、人のこんな嬉しそうな顔、私はじめて見た」と心で思う。二人の間に微笑ましい感情が芽生えた瞬間だ。いつだって自分の表情はよくわからない。 そうやって言われて、初めてそんなものかと思った。ちょっと恥ずかしくもあるが、 悪い気はしない。「自分と向き合う」というのは、 部屋に閉じ持ってうんうん頭をひねることではない。人を鏡にして、 そこから返ってきたもので自分を知るのだ。ひとりぼっちでは 自分のことなど何もわからない。