僕は色んな言葉を使って色んなことを語ったが、 極言すれば、それはとてもとても単純な、 子供の駄々のような部分から湧いてくるものだった。

ただそれを認めるのに人よりも数倍の時間がかかったに過ぎない。 つまり、僕は「僕は優秀じゃないから」と思っていた僕よりも、 さらに優秀でなかったということである。

それまでも死にたい人にはサイトを通じてたくさん出会った。 言葉は悪いが、彼彼女らは、僕と同じく、 世界が「思い通りになりさえすれば」生きていける人たちだった。

ひかるにもそういう部分はあったのかもしれない。 が、僕には見通せなかった。

ひかるからは、ひかるの中の世界の手触りが 何も感じられなかった。