横顔ばかり描いている。 横顔が好きだということもある。

何かを見ている人が好きなのだと思う。 その何かは僕ではない。

気づいているのに 気づいた顔をしてはいけない、 そんな時間がある。

気まずいと思う。 気まずくないとも思う。

画面の手前の花壇に座っている僕は、 ずっとうつむいて地面を見ている。

時々視界の端に映るマキタの影と 立ち上がった時に見た横顔とその放課後を

僕は一瞬の絵として今も記憶している。