「1999年のディストピア。(4)」2020 .09.14男が見捨てられる恐怖で距離感がわからず、つい踏み込んでしまうことを語る。もう一人は警戒し、距離を取ろうとするが余計に距離が詰まるのだ。少女は父親が理由を理解しようとしないことに気づき、他の大人と違うと感じる。最後に大人であることを疑うような言葉を発する。このやり取りから、人間関係の距離感と理解の難しさが伝わってくるテーマだ。解決できない死にたさというのを、 僕はひかるに会うことで初めて知ったのです。解決できない、というよりも 死ぬことが唯一の解決なのです。やる気がでないとか、友達が嫌いとか、 そういうことではなく、死にたい、という死に向かう能動的な衝動があるわけでもない。ひかるはただ何故自分がこうしているのかが 本当にわからないのです。存在そのものに違和感をもっている。 逃げてきた理由など訊いても無意味です。