確かに僕は「氷河期世代」ですが、 今頃になってそんなくくられ方をするとやはり愉快ではない。

僕は多分、その頃の果てしない虚無感と未来のなさを 黎明期のネットに救われた、数多い人間のうちの一人である。

最初はひかるの独白として描こうと思っていたが、 実を言えばひかるは数日うちに逃げて、 その後ちゃんと自分で帰っていったので、 大した話らしい話はしていない。

これもまた中年のジブンガタリになってしまうが、 当時の僕が経験した空気や背景と共に、 その頭の中のディストピアを描いておきたいと思う。