人間を描きたいと高校からずっと思っている。 どういう絵柄で描くかはその時の気分によるだけで、 人間の本質とはあまり関係ない。

僕は作家でも絵描きでもないので、 絵に個性も特徴も必要ない。 技術も求めてないので絵の勉強はしない。

ただ、同じテーマを求めて油絵を描いていた青年の頃と違って、 マンガは一度に色んな人間の姿を描けて便利だなあと思った。

刻々と変化する、一瞬ですら一定でない 実に不安定な存在である人間を描いていると、 どこかしら僕はほっと安心する。