新鮮味もなくなって、なんだかだるい空気に包まれる。 それはそれで僕は好きだったし、 そういう時ならではの気まずさとか不安とかが、 また養分になって人と向き合う養分になってゆく。

一度すごく好きな人とつきあって別れたことがあれば、 もしかしてまた同じようになるかと思うと 怯えて踏み出せない気持ちもわからないではないが、

結局何度も出会いと憂鬱と破滅をゆっくりと繰り返し、 一連の流れの中で、自分を飾らないことを覚えていくのだと思う。

いつも言うけれど、 飾らない自分でいられるかどうかは自分の心がけではない。 飾らないでいられる人間に会ったか会わなかったかだけの話だ。