友情でも愛情でも男女でも他人でも何でもない関係。 という関係が欲しくなるほど、 僕たちの学生生活は情緒不安定に満ちていました。

関係のない人間が、関係したそうなことを言う。

それにいつも苛立っていました。

犬の兄弟のようなものだったのかもしれません。 僕たちは文学や詩といった、言葉を専門的に扱う勉強をしながら、 言葉の通じない関係にこそ、救われていました。

理解してもらう必要はない。