「さみだれちゃんと僕。」2021 .03.212年間留年した男がいる。「死ねばなー」と甘えつつ毎日を逃げているようだ。彼をじっと見つめる女性がそばにいて、その存在感が際立つ。彼は常になんとなく彼女を感じている。人生においてそんな人が必要な季節もあると思うと考えているようだ。僕はあまり「出会い」「出会う」という言葉を使わない。自然に誰かと仲良くなることはほとんどなかったからだ。だから僕はさみだれちゃんと出会ったわけではなく、 ただただ虚しいだけの僕のその季節に、見つけた、のだと思う。