「シ。」2021 .05.16吉原幸子の詩「自戒」の一節が引用されているイラストと、彼女の詩集の写真が示されている。詩は、「死にたい」と書き留めることが生き延びる手段ならば、詩が救いになるとしつつも、その調子で「生きる」や「愛する」については書いてはいけないと述べている。この詩の内容を通じて、生への思索と詩の役割についての考察が描かれている。詩が面白いのは、 読むたびに違った解釈が自分の中に生まれるところだ。自分自身の変化と共に 好きだった詩がピンと来なくなったり、 ある日突然その世界を理解できたり、何度も何度も読み、 何度も何度も口に出して暗誦することで その言葉を独り占めできた気持ちになる。この詩は僕の20代の危機を何度となく救った。 だが、理屈で解釈しようとすると難しく、はっきりとした意味は説明できない。だから君に詩なんておすすめなんかしない。 でも君がこの詩を知っているなら、 僕は僕の言葉で君と話が出来るだろう。