「屋上の世界。」2021 .06.09 マキタ 高校編 #1ページ屋上に設置された大きな観測ドームの近くで、一人の男性と若い女性が会話をしているようだ。男性は「またここか」と女性に声をかける。女性は、「はせやんが学校辞めようが何しようが知らんけど」とし、さらに「カッコ悪いねん、やること全部」と冷静に言い放つ。彼らの間には何かしらの緊張感が漂っているようだ。切ない 思春期屋上に設置された大きな観測ドームの近くで、一人の男性と若い女性が会話をしているようだ。男性は「またここか」と女性に声をかける。女性は、「はせやんが学校辞めようが何しようが知らんけど」とし、さらに「カッコ悪いねん、やること全部」と冷静に言い放つ。彼らの間には何かしらの緊張感が漂っているようだ。90年代前半に高校生活を過ごした僕にとって、 屋上で誰かと話をすることはファンタジーではなく ありふれた日常生活だった。互いが無関心でいられないことも、 ちゃんと怒ったり笑ったり泣いたりすることも、 ごくごくありふれた日常の延長だった。