「その日。」2021 .08.07金髪の少年が床に横たわり、煙をくわえて一服している。そばには開かれたノートとコーヒーカップが置かれている。彼は「あの日のことはきっと先輩はもう覚えていない。僕だけが覚えている」と呟きながら、「僕は僕を知る人の記憶から消えてしまいたい」と思っているようだ。彼の内面には忘れ去られたくない切なさと、消え去りたい願望が共存している。今もあるJR同志社前駅のローソンで先輩を拾って、 ただただ何もない田園を走って でもどこにも行くところはなくて 僕の下宿で特に面白い話もせず 夜中までぼんやりとしていた、その日。