「僕たちにはもう戦う相手がいなかった。」2023 .04.14若者が椅子に座り、物思いにふけっている様子だ。彼の横にはドイツ語の文章がある。手書きの日本語の文章によると、若者は1960年代の社会運動について理解していないが、中学生時代に高等学校の時代小説や高野悦子の作品を読み、その時代に憧れを抱いたことが描かれている。文章の冒頭にあるドイツ語めいた雰囲気を持った先輩を見ることに、少し憧れを抱いていたことも書かれているようだ。僕はよれたとっくりのセーターを着て、 思案げに俯きながらむやみにタバコをふかす先輩と出会い、 彼女がスーツを着て大人になり、 妻となり母となり、「戦う人」から「守る人」へ変容するグラデーションを ずっと近くで見ていました。eine Aktivistin in der Studentenbewegung(学生運動の活動家)僕は僕の芸術で戦おうとし、戦う相手が誰なのかもわからず挫折し、 何ひとつ戦ってもいないのに敗残兵の気持ちのまま過ごしてきました。