小学校3年生の時に立派な市立図書館ができた。 かたっぱしから借りて読んでいるうちに、 一年であっと言う間にメガネが必要なところまで視力が下がった。

以来ずっとメガネと共に生きている。

メガネ(あるいはコンタクトレンズ)を通してしか見ることができない僕の世界は 果たしてマキタに見えている世界と同じだと言えるだろうか。

その市立図書館は高校の裏にあった。 高校生になった僕は頻繁に授業をサボって図書館に行っては そんなことをずっと考えていた。