「どうやったら友達できますか」 なんて相談にはうまく答えられない。
それこそ「本当の友達とは」なんて定義をやめて、 1回話したら友達ということにしてしまえば 山ほど友達はできる。 でもそれは違うんだろう? そういうことが聞きたいんじゃないんだろう?
だから答える代わりに 僕は僕の友達に対する距離を描く。 先輩に対する距離感とは違うはずだ。 先輩やマキタは友達ではない。 友達にはなれない。友達のようなことを話しても。
ナナさんのことは最近まであまり思い出さなかった。 先日思い出箱から何通かナナさんの手紙が発掘され、 その内容によってあっという間にいろんなことを思い出した。
ナナさんは友達だった。 ナナさんにとっても僕は友達だった。


