「にちようび。」2024 .03.17ある画家は30年前の絵を見ながら「現実の思い出を描く以上、見た目は似せない」という自分ルールを思い出し、何百何千回と描きながらも守れなかったことを反省する。別の日、画家は「もし家内が先にいなくなったら、そっくりに描くだろうか」と考える。そして、「僕自身のために」と自己確認するが、そんな考えを知らない家内は布団で寝返りを打ち、無邪気な姿を見せる。僕やっぱり 「みんなの役に立つこと」とか「みんなが幸せになること」なんて 描きたくない。少なくとも言葉では言いたくない。僕自身を最も面白いと感じているのは僕自身であり、 表現とはそのためにあるのだと頑なに信じている。それは世界に縛られずに好き勝手したいということではない。 枠の中で自分に与えられた役割を果たしながら、 僕は僕自身に対峙している時間が最も幸福なのだ。