マキタと同じクラスだったのは2年生だけで、 3年になると別々になりました。

いやあ残念残念、なんて美術部ではおどけていましたが、 どこかでちょっとほっとしていました。

僕は自分をもてあましていました。

ああ僕は迷惑だ、迷惑な存在なのだと 勝手な独り言を周辺に振りまいて その癖どこかでマキタの視界に入ろうとする浅ましさを 許せない、

そんな自家撞着にくたびれていました。

山から吹き下ろす強い風が 僕たちの会話をいつも途切れ途切れにしました。