ただいるだけで女の子にたくさん言い寄られるような、 そんな人気者は僕の友人にもいましたけど、 彼らは恋愛について一生懸命語ったりはしなかったですよ。 すごく冷めていた。その冷め方がまぶしかった。

僕のようにどんな形であれ恋愛を語りたがる人間というのは それが一番苦労することだったからで。

もっと言うと恋愛というよりも、 人の気持ちがさっぱりわからず、共感できず共感されず、 失敗した孤独な思い出が一番鮮やかな記憶なのです。

後はあんまり大した記憶じゃありません。 部活も受験も就職も、自分のことなのに真剣に考える気がしなかった。

人間のことをいつも考えています。